スタッフブログ|音を考えた間取りとは?

音を考えた間取りとは?

音を考えた間取りとは?

皆様はじめまして!
ニコニコ住宅プランナーの多田と申します。

今年4月にニコニコ住宅に入社し、
住宅について勉強はしておりましたが、
まさか入社したらブログを書くとは思っていませんでした!

以前、「BELS」についてのブログを書かせて頂きましたが、
今回改めて、
読んでいる方が楽しめるようなブログになるよう頑張ります!

※「BELS(ベルス)」とは、
お家の中で冷房や暖房を使うときに、
少ないエネルギーで使用できます、
と国が定めた基準のことです。

詳しくはこちらをご覧ください↓
(ブログ「BELSってなんでしょう?」https://niconico-niigata.com/14202

そんな私、趣味が読書でして、
最近読んで、ぜひ皆様にもおすすめしたい本があります。

『未来いそっぷ』
星新一著

星新一は、知ってる方も多いかもしれません。
「ショートショートの神様」として有名な方ですよね。

そして、星新一の本の表紙のイラストといったら、和田誠!
今年の夏に、新潟県立万代美術館で和田誠展が開催されました。

それがきっかけで、
久しぶりに読みたいと思い手に取った作品が、
『未来いそっぷ』でした。

ショートショート(超短編小説)なので、
短くて2ページのお話もあり、
とても読みやすい本です。

個人的に一番好きな話は、
「シンデレラ王妃の幸福な人生」です。

シンデレラが王子様と
結婚した後の物語なのですが、
最後、
シンデレラは本当に”幸せに暮らしました”なのか?
おとぎ話よりももっと現実的な、
ゾッとさせられる物語でした。

もし機会がありましたら、
皆さまも是非手に取ってみてください!

 

さて、
読書が好きな私ですが、本を読んでいる時に、
周囲の話し声が聞こえたり、騒音が耳に入ったりすると、
周りの音の方に意識がいき、
なかなか本に集中できないときがあります。

耳に入ってくる音は、
個人差はありますが、
興味があるもの以外はうるさく感じてしまうもの。

なので、今回のテーマとして、
「家の音」について、ブログを書いてみました!!

家の中にいると、気になる音。

例えば、隣の部屋からの雑音、
トイレの音、
1階から聞こえる話し声、
最近だと、
テレワークで気になる方も多いのではないでしょうか!?

私も実際、
アパートの2階で暮らしているのですが、
隣の部屋からの物音が気になったり、
自分の声が外に漏れていないか気になったりします…。

そこで、音を考えた家の間取りについて、
ご紹介したいと思います。

お話しする間取りは、以下の3つ!

夜の音がきならない寝室の間取り
音に気を使うことなしトイレの間取り
下の階からの音が気にならない階段の間取り

それでは、一緒に見ていきましょう!!

夜の音が気にならない!寝室の間取りとは!?


まず初めに、寝室の間取りについて。
寝室や勉強部屋にいるときに、
隣の部屋から話し声や物音が聞こえると、
一気に集中できなくなりますよね。

実は、隣の部屋からの音が、
聞こえにくくなる間取りがあります。

隣の部屋との間に、●●●があるだけで、
ずいぶんと隣からの音が聞こえにくくなるんです。

隣の部屋との間に…なんでしょうか。

早速ですが、
答えを書きます!

ズバリ!!
答えはクローゼットです!!

ニコニコ住宅のプランでも、
2階の寝室と各洋室の間に
クローゼットがあるプランがあります。


そこで、
実際に、部屋の間にクローゼットがある間取りで、
隣の人の声が気になるかどうか、
実験してみました!!

(部屋で耳をそばだてて。果たして音は聞こえるか…?!)

(隣のお部屋では、お寿司屋さんはどこ派か?
で盛り上がり中の、星野さんと大澤さん!)

私が洋室にいて、
他の方に隣のお部屋で会話して頂いたところ、
隣の部屋からの声は、
よーく耳をそばだてないと聞こえませんでした!

話してる内容は、
まったく分かりませんでした!

結果、
隣の部屋で話している声は気になりませんでした!!

(話声は、ほとんど気にならない!!)

音に気を遣うことナシ!トイレの間取りとは!?

次に、トイレの間取りについて。
例えば、リビングとトイレが扉1枚で挟んで設置してある場合、

リビングで家族がくつろいでいるときにトイレに行くと、
音が気になりますよね。
洗面室の隣にトイレがある場合も、

(私の住んでいたアパート間取り抜粋)

朝にトイレに入っている時に、
誰かが洗面室でメイクをしていると、
結構音が気になります。

私は以前、
リビングにトイレの扉があるアパートに
住んでいたときがありますが、

友達が部屋に遊びに来てトイレを貸す際には、
TVの音量を大きくしたり、
無意味にリビングを歩き回ったりして、

友達に配慮して雑音を出していました。

毎日使用するトイレなので、
音に気を遣わないような間取りにすることは、
大事だと思います!!

トイレの間取りを見るときに注目するポイントは、
トイレが、リビングや洗面室と扉1枚で隔てられているかどうか、
です!!

実は、トイレの扉には隙間があります。


床との間の隙間と、

壁との間の隙間です。

※換気の為に空いているので、塞がないでくださいね!
詳しくはこちらのブログをご覧ください↓
(ブログ「24時間換気システムとは?」https://niconico-niigata.com/2235

隙間があると、そこから音漏れがしやすくなります。

そのため、
ホールを通ってトイレにいくような間取りであれば、
音が気になりにくいです。

ニコニコ住宅のプランを例に挙げると、
こんな感じの間取りです!!

ホールにトイレの扉があり、
リビングとトイレが離れています。

そこで、
実際にホールとトイレが扉1枚で隔てられている間取りで、
リビングにいたときにトイレの音は気になるかどうか!?
実験してみました!

(リビングで座りながら。果たして音は聞こえるか!?)

(トイレの水、流してくれました、大澤さん!)

私がリビングにいて、
他の方にトイレで水を流してもらったところ、
微かに水の流れる音は聞こえましたが、

注意していないと気付かないぐらいの音でした。

普段生活している分には、
全く気にならないと思いました!

(トイレの音は、気にならない!!)

確かに、私の実家のトイレの場所を思い出すと、
玄関から一番遠い廊下の奥にありますが、

実家にいるときは、
トイレの音を全然気にしたことなかったなぁと思います。

気になったときがあるとすれば、
扉の前で家族にトイレ待ちされたときぐらいですかね…。

寝室とトイレ、隣の間取りでも大丈夫!?

寝室とトイレが壁1枚挟んで設置してある間取りがあります。

夜寝ている時に、家族の誰かがトイレに行くと、
隣からトイレの水を流す音が聞こえてきて、目が覚める、
ということも考えられますよね。

このような間取りの場合、
音が気にならない対策は何かあるのでしょうか?

実は●●を入れて対応すれば、気になる音も聞こえにくくなるんです!!

そこで、ニコニコ住宅の設計の田村さんに聞いてみました。

(設計について何でも聞いてね!と快く答えて頂きました、田村さん!)

多:ニコニコ住宅で、
寝室とトイレが壁1枚挟んで隣にある間取りのプラン、
ありますよね。

田:ありますね!

多:寝室とトイレが隣だと、
トイレの音が気になりそうなのですが、
どうなんでしょう。

田:確かに気になりますよね。
なので、寝室とトイレが隣にある間取りの場合、
寝室とトイレの間の壁に、
あるものを入れているんです。

多:あるもの?なんでしょうか。

田:それは、普段お家の外壁に入れている、
断熱材「グラスウール」です!

田:実はグラスウールって、
建物の断熱性能以外に、
吸音性能も持っているんです。
なので、
寝室とトイレが壁1枚挟んで隣にある間取りの場合、
壁の中にグラスウールを入れることで、
住む方が音を気にないで過ごせるように、
工夫しているんですよ!!

多:そこまで考えているんですね!
ありがとうございます。

グラスウールは断熱材のイメージしか無かったのですが、
吸音性もあるとは驚きでした!

寝室とトイレが隣になる間取りでも、
音を気にしないで過ごせるような対策はばっちりですね!

下の階からの音が気にならない!関係するのは階段の間取り!?

最後に、階段の間取りです。

部屋の中にいると、下の階から、上の階から、
テレビの音や話し声が聞こえてくることありますよね。

初めの寝室の間取りの際にも書きましたが、
2階で勉強中に、
下の階から家族の騒がしい声が聞こえたりすると、
なかなか集中できなくなります。

違う階からの音漏れに関係してくる間取り、実は、階段なんです!!

階段の位置でどうして変わるの?
と思う方もいらっしゃると思います。

実は、家の中の階段の位置には2通りあります。
リビング階段と、ホール階段です。

リビング階段は、
リビングから直接2階に行ける階段、

ホール階段は、
リビングから1枚扉を挟み、
ホールから伸びている階段のことです。

この2つを比べると、

ホール階段の方が、
違う階からの音は気にならなくなります。

リビング階段だと、
直接2階に音が伝わってしまうからですね。
同じように、吹き抜けも音が響きやすいです。

リビング階段の間取り

ホール階段の間取り

階段の間取りも、音と関係しているとは驚きです。
階段の位置以外にも、
上の階に毛足の長いカーペットや、マットを敷くだけで、
音が響きにくくなります。

上の階からの足音が気になる方は、
是非やってみてください!!

まとめ

さて、今回音を考えた間取りとして、

・寝室の間取り
・トイレの間取り
・階段の間取り

を紹介させていただきました。

お家の中でゆっくりとくつろぐ時間は、
周りからの雑音に邪魔されることなく過ごしたいですよね。

私が実家に住んでいたときは、
テレビの音で勉強に集中できなく、
よく家族と喧嘩していたものです…。
音って、喧嘩の原因にもなるんですね。

個人差がある音の聞こえ方ですが、
お客様が音を気にしないで、
新しいお家で、ご家族みんなで笑顔で過ごせたら
良いなと思っています!!

私も今回のブログで、
音が気にならない間取りや工夫について
勉強させて頂きました!

まだまだ勉強中の身ですが、
音が気にならないお家づくりをお考えでしたら、
是非、私にご相談ください!!

今後とも、よろしくお願いします。

多田でした!!

このブログを書いた人

ニコニコ住宅新潟の多田です

多田 優希(ただ ゆき)

読書とクラシック音楽をこよなく愛する住宅プランナーです。インドアメインの生活スタイルの方、音響設備について家に取り入れたい方、是非ご相談ください!前職では家のセキュリティの提案も行っておりましたのでインドア&セキュリティはニコニコNo.1を自負してます♪

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